「リフレーション」という言葉、聞いたことはあるけれども、実は、多くの人がよく意味を分かっていないのではないでしょうか。
「アベノミクス」、「異次元緩和」との絡みで、最近、「リフレ政策」という言い方で、よく登場します。
「リフレ」とは何でしょうか?
インターネットで調べますと、経済学的な意味として、デフレからインフレに向かう中間・途中の状態、デフレは脱却したが、インフレには至っていない状態、というようなことが書かれています。日本語表記では「通貨再膨張」というようです。
安倍政権、黒田新体制における「リフレ政策」と言った場合、だいたい、次のような意味合いや表現で使われています。
「適度なインフレ容認の景気刺激策」
「金融・財政政策で景気を刺激する一方で、物価上昇率を適度な水準にとどめる政策」
「デフレから脱却して物価上昇率2%を目指す政策」
「金融緩和を通じて緩やかなインフレを引き起こし、景気を立て直す政策」
最近の経済情勢を踏まえ、金融翻訳で reflationを訳す場合、そのまま「リフレーション」か「リフレ政策」としても良いとは思いますが、当然のことながら、どんな意味か理解した上で訳さないと、出来上がった読み物が、今一つ意味のわからない内容になりかねません。
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