昨年後半以降、新聞その他メディアによく登場する「ソブリンリスク」という言葉を取り上げたいと思います。
意味の説明は省略しますが、翻訳原稿にsovereign riskという単語が出てきた場合、どのように処理したら良いでしょうか。
翻訳者から上がってくる訳を見ると、そのまま「ソブリンリスク」としているケースが多いのですが、少し言葉を補った方が丁寧かと思います。
新聞でよく使われている言葉は、「政府債務の信認危機」です。「財政の信認問題」とか「国家の信用リスク」という表現も見られます。
個人的には、「ソブリンリスク」に括弧書きで説明をつけて、「ソブリンリスク(政府債務の信認危機)」といった処理をしています。
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