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翻訳コラム by 石川正志
pause - 一服

金融翻訳をしていて、独特な表現の代表格だなと思うのが、「弱含む」という言葉です。

金融・経済関連の新聞記事やレポートを読んでいると、非常に良く出てきます。逆は「強含む」で、これも頻繁に目にします。

英語のsoftenに相当しますが、実に様々な使われ方をするため、対応する英語は一つとは限りません。「弱含む」は、どれも「低下する、数値が下がる、価格が下がる」というような意味です。株価や経済統計、賃金、価格などに関連して、よく登場します。例を挙げましょう。

「日経平均は1万2,000円程度まで弱含んだ後、反発するだろう」
「1月の雇用統計が弱含んだ影響で、株価の上昇幅は限られた」
「企業収益は好調だが、労働者の賃金は弱含んでいる」
「金融株が弱含む展開は、当分の間、続きそうだ」

こんな感じです。逆に英語で次のような文章を訳すときは「弱含む」が使えるように思います。

The stock price declined due to sluggish sale 売上低迷により、株価が弱含んだ
Job data deteriorated and stock prices declined 雇用統計が弱含み、株価は下落した
Profits went up, but wages went down 企業収益は上昇したものの、賃金は弱含んだ

「株価が下落した」、「雇用統計が悪化した」、「賃金が下がった」でも間違いではないのですが、これらを「弱含んだ」と訳すと、金融の文章らしさがぐっと増すと思います。

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